バイオグラフィー

コンチネンタル・キッズでは
ベースを弾くランコがリード・ヴォーカルで、
同じくギターのシノヤンもメンバーだったバンド。

バンド名が強烈なわけだが、ステージ・コスチュームも凄く、
特に、露出度が極めて高く派手で美しいヴィジュアルのランコは際立っていた。
そして、むろん音楽もグレイトなのだ。

最初の方は、遊び感覚でダムドやレッド・ツェッペリンのカヴァーもやっていて、
対バンはハードコア・バンドだったりもしたが、
85年に<BEAT CRAZY>から
デビュー7"シングル「PLEASE LOVE TONIGHT」を出したころはGSっぽい曲もやり出す。

86年には「COME ON TONIGHT/短い夏」を、ピクチャー7"シングルでリリース。
87年、ヤードバーズのカヴァーを含む7"EPを出したあと、
メンバーの問題とコンチネンタル・キッズが忙しくなったので、しばらく活動が滞る。

そして90年にコンチネンタル・キッズが活動停止後、スペルマ再始動。

90年代には、『女帝復活』(91年)、『女神転生』(93年)、『美しき獣の叫び』(96年)という、
3枚のアルバムを発表したのであった。

スペルマの音楽は、てらいの一切ないワイルドなハード・ロック・サウンドと、
生々しくもの悲しいランコのヴォーカルの豪快なミックスである。
音はヘヴィ・メタルというよりもハード・ロックであり、
ブルースやロックンロールの煮汁がたっぷり染み出る感じだ。

そしてランコの歌唱は、決して上手くはないのだが日本語による堂々たる歌いっぷりで、
こめられた感情の量に圧倒されるのだ。
ランコ自身はスペルマを"歌謡ハード・ロック"と言っていたそうだが、
まさにスペルマは昔の歌謡曲とハード・ロックの最高の契りである。

そして97年11月、子宮癌のためにランコが他界。
享年44歳だった。

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