バイオグラフィー

  • 生年月日

    1944年 6月 24日

  • 出身地

    Wallington, Sutton, London, England, イギリス

  • 没年

    2023年 1月 10日 (享年 78 歳)

イギリスの偉大なギタリスト、ジェフ・ベックは、
65年にエリック・クラプトンの後釜としてザ・ヤードバーズに加入、
壮大なキャリアの第一歩を踏み出していく。

そして『フォー・ユア・ラヴ』(65年)、
『ジェフ・ベック&ザ・ヤードバーズ』(66年)という不朽の名作を世に残し、
ブリティッシュ・ハードロックの雛型を創り出した。

ブルース・スケールのなか縦横無尽に繰り出される必殺フレーズ、
ロック的高揚感を体現したフィードバック・ノイズ
–を駆使したワン・アンド・オンリーな超絶奏法はすでにこの頃確立されていたようだ。

しかし66年、後にレッド・ツェッペリンを結成するジミー・ペイジに後任を委ね脱退。

68年にはロッド・スチュワート(vo)、ロン・ウッド(ba)、ミッキー・ウォーラー(dr)を率い、
ジェフ・ベック・グループを結成する。
同年、このラインナップでの唯一のアルバム『トゥルース』をリリース。

超一流プレイヤー(ジェフ以外、当時は無名であったが)によって奏でられる、
ロック特有のダイナミズムが120%完膚なきまでに表現されたサウンド/アレンジ/メロディ。
それはまさにブリティッシュ・ハードロックにおける永遠不滅の金字塔であった。
その後、大胆なメンバー・チェンジを敢行し、数々の名盤を生み出すも、72年に解散。

そして、元ヴァニラ・ファッジのティム・ボガート(b&vo)、
カーマイン・アピス(dr&vo)を誘い、
空前絶後のテクニカル・グループ、ベック,ボガート&アピスを始動させる。

73年にはバンド名を冠した1stアルバムを発表。
強力無比なリズム・セクションにジャズ/ブルース/ソウル/ハードロックと
変幻自在なギター・プレイがスリリングに絡む、この傑作はセールス的にも成功を果たした。

がしかし、ジェフの気まぐれな性格ゆえか、74年にこれまた解散の道をたどる。

こうして、ようやくソロ・アーティストとなった彼は75年に超一大傑作『ブロウ・バイ・ブロウ』をリリース。
ジャズのスタイリッシュな響きと、ロック的な攻撃性を交配させた、
このインストゥルメンタル作品は非常にセンセーショナルに迎えられた。

続く『ワイアード』(76年)を含め、
後のジャズ/フュージョン・シーンに残した足跡はあまりに大きい。
80年代はソロ活動を一時中断。

セッション・ギタリストとして、ハニー・ドリッパーズやロッド・スチュワートらの作品に参加し、
数々の名演奏を繰り広げていった。

89年には『ワイアード』『ゼア・アンド・バック』の系譜を継ぐ、
久々のソロ・アルバム『ギター・ショップ』で第一線にカムバックを果たす。
また最近では『フー・エルス!』(99年)、『ユー・ハッド・イット・カミング』(00年)、
『ジェフ』(03年)と豊穣な味わいの作品を発表しており、
05年には5年振りとなる来日公演も果たし健在振りをアピールした。

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